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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第16章 私の我儘【天国地獄魔界編】






まゆ「巌勝さんを連れて来たいけど、恐らく人界行きの許可が出ないわ…部下には任せられないし…雅勝が会いに行くのは良いのだけど、こればかりは本人の意思で行かなきゃ意味が無い」

縁壱「難しいな、親と云うものは…。まゆ、私は雅勝を自分の子として育てようと思う。何方にせよ兄上は居らぬのだ、暫く様子を見よう」

まゆ「ありがとう…」



話が纏まると、縁壱はまゆの空間移動によって移転し、神魔中立地帯の城へと案内された。縁壱と再び共に居られると決まった時点で、使い魔グラウを通じて子供達と連絡をとり呼び寄せている



縁壱「魔界ではダメなのか?」

まゆ「魔界は魔力による瘴気が強いから人間が立ち入ると危ないのよ」



魔界は瘴気に溢れ、人間や神が立ち入り消耗したら最後、回復せずに死んでしまうのだ



縁壱「美月は鬼神だろう?」

まゆ「美月は半分私の子だから魔力に耐性もあるし、あの子自体が魔力を持っているもの」



まゆが人間の時に出来て産まれているが、内包魔力が有るのは子宮の辺りなので、お腹に出来た当初から魔力には耐性がある。その影響で少ないが魔力を持つ人間だったのだ



縁壱「人間が魔力を持ってよく生きていたな…」

まゆ「昔は魔力を持つ人間はそこそこ居たのよ。魔道士なんて職もあった位だから。人間にしては、かなり魔力が強かったのも居たわ!我々魔族がスカウトする位にね」



縁壱は「なるほど」と相槌を打ち、近付いてくる気配に口元を上げた



縁壱「子供達が来たようだな」

まゆ「縁壱さん嬉しそうね♪」



そのうちに子供達が荷物を持ってやって来たようで、玄関から賑やかな声が聞こえていた



縁壱「あぁ、嬉しいな。こんな幸せな事はなかろう」

まゆ「そうね!」



子供達は部屋に入って来るなり、まゆそっちのけで縁壱に抱き着いて、ワイワイと楽しそうにしている



美月「お母さんの説得は案外簡単だったみたいだね〜」

理壱「父上っ、これからは一緒に居られるのですね!!」

縁壱「あぁ、ずっと一緒だ」



その中で雅勝は、一緒に来た一ノ瀬の後ろに隠れてしまっている。雅勝は巌勝の子であり、縁壱の子ではない為に遠慮しているのだろう



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