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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第12章 縁壱の娘と素敵な伯父様






美月は立ち上がり、呼吸について質問した。見た事もない技に美月の眼が輝いている



美月「お母さん何者よっ!っていうかその技何ですか!?私も出来るようになりたい!!」

黒死牟「これは月の呼吸という。まゆも使えるのだが教えておらぬのか…(顔も仕草も、向上心も好奇心もまゆそのもの…心が浮き立つようだ)」



呼吸の型については、十年前に縁壱とまゆの話合いで型は教えないと決めていた為に教えていない。しかし両親の気持ちとは反対に黒死牟は、これほどの剣士を眠らせておくのはどうかと思っている



美月「強くなりたい。嗜み程度にしか教えないと言われているので、これは父と母にも言ってないのですが…私…さ、侍になりたいのです!」

黒死牟「わかった…(やはりまゆの子だ、嗜み程度で満足する筈がない。大体が剣術は女子の嗜みではなかろう…)」



昔からお転婆で言い出したら聞かず、遂には日本一の女の侍になりたいと言い、鬼殺隊の柱にまでなったまゆの子。大人しく嗜みで終わらせるわけがないのは黒死牟にも分かった



美月「ありがとうございます♪頑張ります!」



美月はまゆの様にすぐには出来ず、中々苦戦しているが楽しそうにしていた。その姿に黒死牟の頬も自然と緩む



黒死牟「もう日が沈む、明日また稽古をしよう」

美月「はい!ありがとうございました!」



美月は黒死牟に途中まで送ってもらった。完全に日が沈んでしまった為、鬼に出会す心配をしての事だった。勿論美月には言わないが…



黒死牟「今日私と会った事、稽古と月の呼吸の事は両親には絶対に内緒だ。良いな?」

美月「はい!二人の秘密ですね♪(でも何でだろう…兄弟喧嘩とか?まぁ、お父さんと伯父様合わなそうだもんね~)」




黒死牟「これをお前にやる。牙が生えていたりする異型の者に会い、お前が危ないと思ったら使え」




黒死牟は万が一に備えて自分の日輪刀を美月に渡した。その日から二人は、毎日この場所で稽古をする事となる



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