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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第12章 縁壱の娘と素敵な伯父様






黒死牟「すまない、辛い事を聞いてしまった…」

美月「大丈夫です!」



私は一呼吸置き、縁壱の事を聞く。これは知っておかねばなるまい…



黒死牟「美月よ、縁壱とまゆは仲良くしておるのだな?」

美月「はい!父は今日も元気に母を甘やかしていますw会いに行かないのですか?」



やはり縁壱は生きておるのだな…生まれつきの痣者故特別なのかもしれぬ



ここにきて一つ気になる事がある。何故に一度も美月と会ってないのかを察しないのか…鈍い所は一体どっちに似たのだ?



黒死牟「いや、良い…。それよりも雨が止んだ、一緒に鍛錬せぬか?お前の腕を見てみたい」

美月「ちぃーっ、来てほしかったのにぃ!って、稽古してもらえるのですか?やったぁー!!」



喜び方まで似ている



あぁ、まるであの頃のお前と居るようだ…



会いたい…まゆ、お前に会いたい



例えお前が縁壱のものだとしても、お前が私を忘れても



私はお前をずっと愛してるから…




SIDE RETURN【NO SIDE】



二人の稽古が始まった。黒死牟は、まゆソックリな歳頃の女の子である美月に怪我をさせたくない為、手加減をしつつ美月の相手をしている。同時に指導も行う



黒死牟「腕の振りが遅い!もっと強く踏み込め!(剣捌きは上手い…しかし速さも腕も、この歳頃のまゆには劣る。あの二人の子故に潜在能力は高い…だが真剣に教えておらぬのか?これでは宝の持ち腐れではないか!)」

美月「はい!」



恐らく美月は厳しい指導を受けておらず、父と母以外に稽古する相手が居ないのも原因だと考えた



美月「うぐっ…(黒死牟叔父様強っ)」



美月は手加減しまくった月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮によって地面に叩きつけられ、そのまま動けなかった



黒死牟「立て!!お前の母なら、その程度は捌いておったぞ?(もっとも当時は呼吸など無かったがな。有ってもこの程度捌いていただろう、まゆなら…)」



黒死牟はまゆと稽古をしていた幸せだった日々をどうしても想ってしまうのだった



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