第10章 番外編ー黒死牟ー
・
まゆ「ルシファーが…?」
鬼灯「どうかされましたか?あっ、元カレでしたっけ」
はっ?まゆの元カレ…MOTO★KAREだと!?
まゆ「違うわよ」
鬼灯「旧約聖書にはそう書いてありましたけど違ったんですね」
※捏造です
ホッ…違うなら良かった。一度別の女を娶った私が言える義理でもないのだが…
ルシファー「よぉ、邪魔するぜ!」
まゆ「久しぶりじゃない、忙しいのに悪いわね」
結論から言うと負けた。完全に容姿で負けた…何だあのキラキラした感じは…美丈夫にも程があるだろう!!
鬼灯「あの方は、元は天界・神界側で、大天使として天使長をしておられまして、明けの明星と言われる位の美丈夫で有名な方です」
鬼灯殿が私にコソッと耳打ちをしてくる。明けの明星…
黒死牟「鬼灯殿、無知ですまない。明けの明星とは?そして、二人の関係をお聞きしたい…」
鬼灯「金星という星がありまして…」
私は鬼灯殿に明けの明星について説明を受けて納得したが、気になる点がある。旧約の聖書とやらにはまゆと身体の関係が有ったとか…
ルシファー「お帰り、待ってたぜ!ミカ坊やペトロにも顔出してやれよ?アイツ等すげー心配してたからよ」
まゆ「ただいま。そうね、そのうちに行くわ!」
ルシファー殿はまゆの頭を撫で、まゆも拒まないのだ、私としてはあまり気分が良くない
白澤「あー、まゆちゃんの旦那さん、巌勝君だっけ?ルシファーはまゆちゃんに求婚していた事実はあるよっ!でもね、僕も長い事生きているけど、二人が付き合ってたとかいうのは聞いた事ないから気にしない方がいいよ♪」
黒死牟「そう、なのか…」
鬼灯「余計な事言ってる暇があるなら水さして来ぉい!淫獣白豚ヤロー」
考えてみたらまゆは魔族として私なんかよりも長い事生きていたのだ。経験も私の非ではないだろうな…複雑だ
まゆ「巌勝さん!こっち来て♪紹介するわね、私の夫の巌勝さんよ!」
私はまゆに呼ばれて紹介してもらい、ルシファー殿に挨拶をしに駆け寄った。相手は魔王だ、何と言おうか…
・