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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第10章 番外編ー黒死牟ー






まゆ「行くわよ!」



瞬きする間に景色が変わる。そこは自然の美しさが詰まった場所で桃も沢山あり、正に桃源郷という名に相応しい場所だった



白澤「あっ、まゆちゃんいらっしゃい♡さぁ、お待ちかねだよ♪ところで今夜僕と飲みに行かない?」←男は無視

まゆ「遠慮しとくわ。私には優しくて美丈夫な夫が居るからね」



神聖な気配を感じる故、恐らくは神だろう。神々とは皆こうなのか…取り敢えず人の妻を口説くのは止めていただきたいものだ



白澤「え〜っ、じゃぁ離婚したら遊んでね♪」



軽薄軟派男…医療班の亀島のようだ。何度説教した事か…声も似ている気がする…ん?白澤…吉兆の神獣の!?



鬼灯「いい加減にしろ、この白豚胴体六つ目ヤロー!!」

白澤「うぉっ!?女の子の前で暴力とか鬼は本当に非情で怖いよねー!この常闇鬼っ」



つい先程まで六つ目で鬼だった私には大打撃!心の臓にグサッと槍が刺さる…



まゆ「こらこら、巌勝さんが引いてるわよ!早くあの子に会わせなさい」

白澤「ごめんごめん!こっちだよ♪まゆちゃんの旦那さんも遠慮せずおいで〜」

黒死牟「お邪魔、致します…」

鬼灯「最初からそう言えば良いんですよ、淫獣シロサワめ」



私達は白澤殿に店の中に通され、ここに座るよう言われ席についた。薬の匂いがするが白澤殿は薬売りなのだろうか



白澤「ほらほら、恥ずかしがらずに出ておいで♪」



誰なのだろう…母上とか、まさか縁壱か?縁壱はとうに死んでいる筈、十分あり得る…一体どんな顔で会えばよいのだ



私がそんな事を考えていると、おずおずと五つ位の幼い男子がこちらにやって来た。この顔立ちは…



?「あ、あの…父上、母上、初めまして…お会いしとうございました」

まゆ「巌勝さん、あの時の子よ…」

黒死牟「腹に居た子か…」



私は子を抱き締め泣いた。この短期間でどれだけの涙を流したのだろう…



黒死牟「すまなかった!お前を守れなかった…弱い父ですまぬ」

?「父上も母上も悪くはございませぬ。それよりも、これからは沢山遊んでほしいです!」



なんと優しく強い子なのだ…



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