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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第9章 手が届く






月日は流れ、あっという間に臨月を迎えた。朝餉を食べ終えたまゆは布団でゴロゴロしている



まゆ「むっ、お腹が張る…ん?治まった…まぁいいや」



すぐに腹の張りは治まり、それ以降も時々子宮が収縮する感覚はあるが時間はバラバラ。所謂、前駆陣痛だろう



それから3日目の夕方の事



まゆ「いっっ……ふぅー…」



臨月に入るか入らないか位から時々起こっている現象だが、今日は痛みが伴う張りだった
★前駆陣痛も本陣痛も痛みの度合いは個人差ありますが、まゆは痛みに強い子です



縁壱「腹が痛むのか?」

真祐「今朝から時々ね〜でも感覚はまだまだ遠いよ♪そのまま本陣痛に発展する事もあるみたいだけど、実際どうだろうね」



こればっかりは個人差な為に何とも言えないのが現状だ



縁壱「まゆは我慢強過ぎて真にギリギリまで言わぬ故に心配だ、頼むから些細なことも言ってくれ。任務中も気が気でないのだ」

まゆ「もぉ〜、心配性なんだから♪ちゃんと言うから!ね?安心して任務に行ってくださいな♪」



縁壱「しかし…なんなら今日は誰かに変わってもらおうか」

まゆ「どうかわからないんだよ?何かあったら鷹男さんも影子も居るから知らせるし、その度に任務を変わってもらってたら切りがないよ!」



縁壱はまゆと腹の子が心配で堪らなく、尚も食い下がる



縁壱「そうは言うが随分と腹も下がって赤子の頭が骨盤に納まっておるのだぞ?いつ何時産まれるかわからぬのだ。こう言っては何だが、私は仕事よりもお前達の方が大事だ」



透き通る世界で視たな…とまゆは思うが言わない、本当に心配なのは分かっているから。しかし、縁壱の助けを必要とする人々が居るのだ



まゆ「今夜は満月、魔物の本性が剥き出しになる…あなたの助けがなきゃ死ぬ者も居る。それは元鬼殺隊隊士としては嫌…」

縁壱「………わかった。何かあればすぐに鴉を飛ばしてくれ」



縁壱はまゆの言葉に渋々と任務の仕度をし、鷹男を影子に「まゆの事をくれぐれも頼む」と、念を押したのだった



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