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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第9章 手が届く






その後は和気あいあいと楽しく食事をしていた。縁壱は自分の膝を枕にして寝ているまゆの髪を時々撫でては、愛おしそうに見つめ微笑んでいた



政孝「うーむ、まさに新婚さんだな、羨ましい限りだ!」

百合「あら、結婚何年経とうが子供が居ようがしたら良いのですよ!今夜膝枕お願いしますね、あなた♪」

政孝「うっ…百合がしてほしいならば…しかし、少々気恥ずかしいな…」



こうして二人の結婚の挨拶は無事に終了したのだった







縁壱とまゆの結婚から二ヶ月あまりが経過し、お腹も大分目立ち始め、胎動も感じる位になっていた



まゆ「あっ、縁壱さん!今ね、赤ちゃんが蹴ったよ♪」

縁壱「ん?どれどれ…ふふっ、どうやら指しゃぶりもしておるようだ」



縁壱は透き通る世界で赤子を視ているらしく、赤子の動きをまゆに報告していた。その表情は非常に柔らかく、既に父親の顔だった



まゆ「もう指しゃぶりするんだね♪赤ちゃんに会えるのがすっごい楽しみ!男の子でも女の子でも縁壱さんに似たら美人さんだね♪」

縁壱「あぁ、楽しみだ。私はまゆに似た可愛い子だと思うぞ」



縁壱は寝転ぶまゆの腹を撫で顔を寄せている。少し複雑な表情をしているのはまゆの気のせいだろうか



縁壱「どうしてこんなにも愛おしいのか…私はこの子を嫁にやれるのだろうか…」

まゆ「そうだね〜…ん?縁壱さん、お腹の子は女の子なのね?」



透き通る世界で見て赤子の性別がわかっていた縁壱が、ついうっかり口を滑らせてしまった。若干気まずさを感じ、少しの間黙り込んだ



縁壱「……………うむ」

まゆ「そっかぁ、女の子か〜。私みたいに素敵な旦那さん掴まえられると良いね♪」



まゆは、捕まえるでも可とか何とか言っていたが、縁壱は触れない方が良いと判断して話を戻した



縁壱「素敵な旦那か…それはどんな男なんだ?」



縁壱の問にまゆは頬を紅く染め、照れながらも即答する



まゆ「強くて逞しくて優しくてぇ〜、背が高くて美丈夫で!でも一番はやっぱり一途に愛してくれる事!えへっ///」

縁壱「そうか、何か照れるな…」



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