第7章 柱になる
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その間、まゆは縁壱の膝の上に座って皆と楽しく飲んでいた。縁壱に完全に身体を預け、心なしか声色も甘えた感じがする
まゆ「縁壱お兄様ぁ〜まゆは酔いました♪あっ、言うの忘れてた!今日から私は光柱だよーん♪」
縁壱「そのようだな、兄上が戻り次第帰ろう(これ以上酔えば、もっと可愛く甘えてくるだろう…本当は誰にもそんな姿を見せたくなどない)」
桃太「何ぃー!?光柱ってなんだよそれは!」
桃太が目を丸くして心底驚いた様子でまゆをマジマジと見ていると、まゆの光柱昇格について縁壱が答える
縁壱「日と月から派生させて光の呼吸を作ったのだ。お館様に、昼間お見せして認められ、準日柱から光柱となった」
まゆ「もう準じゃないのだぁーーー!皆よろしくね☆」
桃太の叫びで縁壱達に注目が集まったかと思うと、更に縁壱とまゆの言葉で周りはOK把握という形になり、周囲からはおめでとうございますと言葉がかけられた
「「「「「まゆ様おめでとうございます!!」」」」」
それに気を良くしたまゆは縁壱や真希に止められても、嫌だと手足をパタパタして皆を困らせ、手酌で一気飲みし始める
縁壱「飲み過ぎだ」
真希「そーだよ止めなって!」
まゆ「嫌やぁー今日は嬉しいの!」
桃太「お前やるなぁwww」
巌勝が説教を終えて浦太郎を引きずりながら皆の所へ帰ると、まゆは大酔っぱらいで縁壱に絡んでいる
それは甘くて可愛らしい声で、恋人にする様に縁壱の首に自分の両腕を回し、あと少しで唇が触れそうな距離だった
まゆ「縁壱お兄様って超格好良くて色気凄ーい♡まゆにしか触らせちゃダメー♪」
縁壱「そうだな、私に触って良いのはまゆだけだ…(お前も他の男に触らせるなと言ったら…)」
酒が入ったまゆの事だ、こんな事態になるのは巌勝も分かっていた。酒に酔えば本音が出るし良くも悪くも行動力が上がるのだから、何ら不思議ではない。ただ少し面白くないだけである
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