第7章 柱になる
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朝っぱらから産屋敷邸に、朔也の鎹鴉である文太が文を持って現れた。その文はまゆからの物であった
文太「カァー!まゆカラノ文ヲ、オ届ケェー!」
朔也「ありがとう文太、どれどれ…………ほぉ、どうやら私の出した課題を終えたみたいだ。日と月の派生で光の呼吸か、まゆらしいね」
朔也は直ぐにまゆに返事を書き、文太に渡した。その文の内容はこうだ
『まゆへ
報告をありがとう。まゆなら出来ると思っていたけど私の予想より遥かに早くて驚いたよ、流石はまゆだね。早速だけど光の呼吸を見たいと思う、文を見たら産屋敷邸に来てほしい
産屋敷朔也より』
産屋敷邸には巌勝と縁壱も同行し、産屋敷家当主である朔也に光の呼吸を披露していく。まゆは最初こそ若干緊張の色を見せたが、技のキレと速度を損なう事なく最後までやりきったのだった
朔也「産屋敷朔也の名において、只今をもって準日柱及び、御影まゆを光柱とする事を承認し、柱としての責務を命ずる。おめでとう、まゆなら出来ると信じていたよ」
まゆ「ありがとうございます!!巌勝お兄様、縁壱お兄様!私、柱になりましたよぉ(泣)」
巌勝「あぁ、おめでとう。まゆと共に戦える事を誇りに思う」
縁壱「これからも共に頑張ろうな」
この瞬間からまゆは準日柱から光の呼吸の使い手、光柱としての名乗りを許された。今までとやる事は変わらないのだが、気分的に違うのでヨシとしよう
その夜、まゆは仲間達と本部の食堂にて約束をしている。それについて当然の事ながら面白くないのは巌勝である
まゆ「巌勝お兄様、縁壱お兄様、今日も本部で飲みなんで先に寝てて大丈夫です!桃太が任務から帰ってくるんですよー♪亀も非番で居るみたいです(笑)」
巌勝「偶然だな、私も縁壱と本部で飲むのだ。なぁ縁壱(仲間と飲むのは良い。しかし男に身体をベタベタさわられるのは解せぬっ)」
縁壱「はい、兄上。」
勿論嘘である
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