第7章 柱になる
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あっさりと雷の呼吸を習得し、その才能に緑野が舌を巻いている
緑野「早いな…」
まゆ「ですが、ここからどうしたらよいかわかりませぬ…」
基本を覚えるのは早い、しかしその先が中々進まないのだった。一日かけて漸く形になってきたがまたまだ習得とは程遠い。それから半月程かけてまゆ独自の呼吸が完成させる事となる
その夜、本部の食堂にて飲み会だと鴉伝いに桃太から連絡があり『楽しみだなぁ』と、週に5日~7日の飲み会に思いを馳せている
まゆが超ご機嫌で桃太達の所に行こうと本部の廊下を歩いていると、巌勝と縁壱のみならず透寿郎や金次等とバッタリ会った。巌勝は昨晩帰ってこなかった事を心配してまゆに駆け寄り、その細い肩を肩を掴んで問いただす
巌勝「昨日は帰って来なかったどうしていたんだ!なっ、何もなかっただろうな!?どうなんだ、えっ!」
まゆ「ちょっ巌勝お兄様痛いです!昨晩は飲み過ぎたのでノブと遊里に泊まりました。酔い過ぎてもうフラフラで鬼を斬る自信無かったんで!勿論、何もありませんよ♪」
縁壱「何も無ければそれで良い」
透寿郎「まゆも食堂か?」
まゆの口から昨晩の事を聞き、一応納得したのか肩から手を離して「すまない」と詫た
まゆ「はい!今日は桃太や真希ちゃんと飲み会です♪」
金次「お前等年中飲み会してへんか?」
巌勝「食堂迄一緒に行こう。おかしな男に絡まれても大変だ」
ー本部の食堂ー
まゆ「やっほ〜お疲れ様♪では、私はこっちなんで!」
桃太「柱の皆さんお疲れ様っす!おー、まゆお疲れさん!」
まゆは皆に会釈をして桃太達の座る場所に向かい、巌勝達はまゆ達の近くに席が空いていたので座る事にした
桃太「おせーんだよ!最初は一人分の席あったんだけどよー、お前が遅いからこんな小さくなっちまったぞwww」
桃太は畳の目一つ分を指差した。席が時間の関係で小さくなる事があるのかは全くもって不明である
まゆ「えっ、どれよー?」
桃太「これだよこれっ」
映司「またそんな事を言って〜」
これは二人の日常会話であり、別にイジメではないのは記しておこう
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