第7章 柱になる
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まゆは「わぁ~い」と言いながら水輝に抱きついた。同時に頭の中では『あぁ~水輝姉さん良い匂いやぁ♡』などと、ある意味不穏な事を考えている
まゆと信長がそんなにことを店の中で話していると、外から聞き覚えのある声と共に女将の声が聞こえた
女将「天道の兄さんお久しぶりだね!この人達が他の柱の皆さんかい?」
天道「あぁ、月詠は居らんが良いか?すまないな…」
天道はまゆが居ない事を伝え、それを詫た。すると女将がキョトンとした様子で答える
女将「月詠?月詠なら居るよ!織田の兄さんが連れてきてくれてねぇ」
巌勝「はっ?」
縁壱「信長殿と来ているのか」
秀人「姉御が男と遊里…何をしに!?」
冴島「男とか!まゆも隅に置けねーなwww」
要するに来る日が被ったのだ。今は鬼殺隊の面々と会いたくないまゆはピーンチ!である
女将「そんなに心配しなくても遊女としてじゃなくて、私等の恩人として織田の兄さんに連れてきてもらったんだよ。まっ、とりあえず上がんな」
巌勝「そうさせてもらおう」
一同は朝霧屋の中に入っていった。という事は当然だがまゆ達と鉢合わせる
まゆ「ひっ!ノブの後ろお借りします」
信長「無駄だと思うが…」
店に入ると信長が壁際に立っているのが見えたので、巌勝が声をかけた。まゆは身体をビクッとさせ冷や汗を流す
巌勝「織田殿!」
信長「おぉ、巌勝殿に縁壱殿この前振りじゃの!天道殿久しいではないか!」
縁壱「まゆは何故隠れているのだ?」
秀人「姉御ぉー」
冴島「スネ子か?」
まゆは信長の背中にピッタリ張り付いて、縁壱達から隠れているつもりである
縁壱達から見ると、日輪刀が信長の刀の下から見えてるわ、まゆの生脚が時折チラチラしているのだが、本人は完璧だと思っているので『なんでバレた…?』と、今は一人反省会の最中だ
信長「よくわからんが何かあったのか?」
信長は鬼殺隊隊士を避けているまゆを珍しく思い、何かあったのか聞いてみる。後にまゆから明かされるだろうが、悩みが鬼殺隊絡みならば相談は自分より縁壱や巌勝の方が良いと考えたのだ
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