第7章 柱になる
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そうと決まれば目指すは遊里、まゆが信長を抱えて全速力で走ったので程なくして着いた
着くなり大勢の遊女達が二人を出迎え、久し振りに見る華やかな姉さん方にまゆはゴクリと息を呑む
水輝「大人っぽくなりんしたなぁ〜」
桜唄「月詠は恩人でありんす、最高のお座式用意いたしんすからね〜。今宵は楽しんでおくんなまし」
花梨「つぅくぅーよみぃ(泣)」
花梨は感極まり過ぎて若干壊れ気味で月詠を迎えた。いつもは優雅に振る舞う花梨姉さんに泣かれてしまったからか、まゆは照れてしまっている
まゆ「照れるっ」
その頃、偶々居合わせた者達が飲みに行こうという話になっていた
天道「遊里に行かぬか?」
冴島「天どぅー最高!」
巌勝「はっ?」
縁壱「そのような遊びをする気はないのだが」
天道も偶々朝霧屋に飲みに行き当時のお礼を言われ、是非鬼殺隊の方を連れてきてくれと言われていたのだった
天道「まゆを売った店の女将が礼をしたいそうだ、鬼の脅威から守ったからな。まゆを連れてきてほしいみたいだが捕まらん」
縁壱「私達は関係ないのでは?その任務に関わっておらぬ」
巌勝「まゆを売った店……………行こう」
冴島「決まりっ、さぁゆこう!」
冴島が前々から連れて行けと煩かったのもあり、今回誘ったのだ。巌勝はまゆの当時の事を知りたいだけで女と遊びたいわけではない。まゆさえ居れば良いのだから
秀人「俺も行くっ!姉御ぉー!!!」
冴島「まゆは居ねーぞ。って聞いてねーなwww」
五人は全速力で走って遊里に向かった。因みに秀人は巌勝に首根っこ辺りの裾を掴まれて身体が浮いた状態だ
巌勝流、まゆ以外の運び方ヽ(゜▽゜ )-C<(/;◇;)/ ぐはぁっ
勿論すぐに着くが秀人は瀕死だ!
まゆと信長は一等良い座式を用意される迄の間、入り口で話しながら待っていた。前の客が帰ったばかりで片付け等があるのだ
信長「何が有ったかは知らんが今宵は宴会じゃ!好きな酒を好きなだけ飲もうぞ!」
まゆ「うん、ありがと!」
水輝「お礼でありんすから代金は頂きんせん。心行くまで楽しんでおくんなんし」
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