第1章 出会った運命の人
・
唐巣「アト 妹ガ大事ナノハ分カルガ 妹ノ恋愛ニ口ヲ出スノハ ヨシタマエ 妹ハイツカ嫁ニ行ク」
竜「妹は嫁にやりません。特に巌勝には!!」
俺は文句を言いながらも支度をして本部に向かった
竜「ぐぉーーーーっ!!」
鬼「ちょっwwwおまっ、顔wwwぐはっ、ヤラれたぁー」
「ドッチガ鬼カワカラナカッタ」と、唐巣が言ってたが今はそれどころじゃない。急いで報告書を書いて家に戻らねばならぬのだ
本部に戻って来た俺は報告書を素早く書き上げた
素晴らしい字で、否、達筆!!
竜「おりゃおりゃおりゃぁぁぁぁぁ!!俺の字サイコーーー!!」
唐巣「ミミズが這イズッテイル…明日書キ直シダナ」
何とか夕餉前に家にたどり着いた俺はまゆの姿を探す
竜「只今戻りました。母上、まゆは居ないのですか?」
百合「今さっきお風呂に行きましたよ。今日も巌勝さんとの稽古で汗だくでしたから、帰るなり直ぐに」
稽古の汗なら良いけどよぉ、他の汗かかせてねーだろうな…
★突然ですが、御影家に関する補足をさせていただきます
御影家は代々鬼殺隊の家系で男の子ばかりの子沢山
御影家の分家には忍びの家系もあり、本家のまゆ達もクナイ程度は使え、影縫いという技を使います。影縫いを使いつつ鬼狩りをしていたりもします。ただしまゆはクナイを使わず、記憶は無いが元々魔族故に霊力が強い為、霊力を固めたもの(霊波刀の進化系)を投げます
家督や侍としての仕事もある為に長男、次男は鬼殺隊隊士にはならず、その他は鬼殺隊に入る事になっています。もちろん継国家の人々はこの事を知りません。但し、当然の事ながら女子であるまゆについては誰も鬼殺隊へ入れる気がありません
・