第1章 出会った運命の人
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竜「…だからy「巌勝さぁーん!おはよう御座います♡」」
俺の声に被せてまゆが笑顔で走ってくる。それは満点の笑顔で巌勝に抱きついた
コラコラ、語尾にハート付けるんじゃない
巌勝「おはよう。まゆ」
俺は無視されるのね…巌勝、何まゆの名前を愛おしそうに呼んでんだよっ!?そして抱き返してんじゃねーーー
まゆ「あっ、竜兄さんおはよ」
竜「おはよう。兄ちゃんは今日非b「さぁ、まゆ稽古をしよう。竜も忙しいそうだ」はっ?」
まゆ「はい!竜兄さん頑張ってねー」
だから被せんな!!巌勝め…稽古と称して俺の可愛い妹に『あーんな事やっ、こーんな事』する気じゃねーよな!?
俺がこんな事を頭の中でゴチャゴチャ考えていると、巌勝はまゆの手をとり、さっさと継国邸に向かい、振り向きもせずに「では、借りていくぞ」と言った
竜「巌勝、お前等何もねーよな?」
俺は去る背中に叫ぶと、巌勝は振り向き「は?」という顔をした。その顔は『有りまくり』と受け取ったぜ…
ヨロシイ、ならストーカーだ!!よっしゃ、今日は1日中張り付いててやる。ふふ、ふははははっ!!
司「おーい、竜。お前の鴉来てるぜ」
何の用だよ、俺は非番だっつーの
竜「おー何だよ朝から」
唐巣「カァー!今スグ 本部ニムカエ。報告書ガ 汚クテ読メナイト 事務係カラ 苦情ガ来テイル」
俺の素晴らしい字にケチを付けるとは…許すまじ
★竜の鎹鴉の名前は唐巣(カラス)です
竜「頑張って解読しろって言っとけ。俺にはな、妹を狙う獣と可愛い妹をみっちり見張るという崇高なる任務があんだよ!」
唐巣「君ネェー 文字ハ 丁寧ニ 書キタマエ。ソレカラ 今夜 仕事ニナッタ 北北東ニアル 小サナ村デ 女ト子供ガ消エテイル」
チクショー!!とっとと終わらせて見張らねば!!取り敢えずその鬼は刻む
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