第4章 友達って良いよね
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外野が見守る(面白がっているともいう)中、縁壱はまゆの愛らしさに目を細めた
まゆ「むぅ、本当にその色気が眩しいですよ!」
縁壱「そんなに口を尖らせていると唇に接吻してしまうぞ?」
縁壱は、自分は何故こんなにも恥ずかしい事を人前で言っているのかと、自分で思うが止まらない
まゆ「縁壱お兄様ったら女子を口説くのがウマーイ!その超絶イケてるフェイスで口説かれたら女子が根こそぎ落ちるっ!だめですよ、他所でそんな事したら」
縁壱「ふふふっ、そうか。ならばこのまままゆを口説いていれば、いつかは私のものになるのか?」
縁壱は言うなり、チュッっと額に口付けた
事実上の告白だ。縁壱は本心を酒の勢いで言ってしまったのだ。酒とは、人の本音を暴く怖い飲み物である。まゆは意識していない様子だが、周りは『あーあ』と言う目で見ていた
透寿郎「告白現場に出くわした…」
天道「この場合は出くわしたではなく、私達が告白現場に同席したのでは?」
緑野「まっ、酒の勢いであろう」
冴島「ノーカンデース」
隼人「酒は縁壱をも変えるのか。怖いな」
冷静過ぎるのは何故だ
まゆ「そんな事ばっかりいって〜」
縁壱「すまぬ、からかい過ぎたな。許せ、今宵は私も酔っ払いだ(本音なのだがな…)」
天道「時に継国殿、イチャついてる最中悪いのだがまゆの鎹鴉はいつ来るのだ?」
何せマイペースを司る男なので空気は読みません。読めないのではなく、読まないのだから質が悪いかもしれない
縁壱「……今夜来る予定だが?」
天道「そうか、日輪刀は2週間後だったな」
隼人「まゆも独り立ち…泣いても良いか?」
緑野「泣け、隼人。涙の数だけ強くなれると誰かが言っていたぞ」
冴島「まゆの鎹鴉楽しみだな♪」
その後もガバガバと胃に酒を流し込む柱御一行様であった。鎹鴉の話題から少しした時、鎹鴉が出入りする小さな戸から縁壱の鎹鴉である日縁が入ってきた
日縁「カァー!まゆノ鎹鴉連レテ来タ。入レ」
鷹男「カァー!初メマシテ。オ嬢、俺ハ鎹鴉ノ鷹男ダァ」
★是非とも若○規夫さんVOICEでご想像くださいませ
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