【呪術廻戦・ハイキュー・文スト短編集】caramel
第1章 秘密【ハイキュー角名倫太郎】
翌日______________
キーンコーンカーンコーン…
ガタガタッ
勢いよく教室の扉を開け、滑り込む。
『セーフ?!』
「アホか、アウトだわ」
『えぇ〜…!』
「えぇーやない。遅刻や。はよ座れ〜…で明日の…」
先生の言葉にみかは口を尖らせながら席に座った。
こんなに盛大な遅刻をしたのは、寝不足のせい。
寝不足は、昨日の角名君の……
昨日の出来事が頭に蘇り、思わずガタンっと音を立てて頭を突っ伏した。
角名君にとってはちょっとからかったつもりでも、こっちは心臓バクバクなの!!!
走ってきて、顔も体も熱くて窓を開けた。
風が心地よく吹くが、強すぎてたまにカーテンがバサッとみかを覆うようになる。
あまり気にしてはいないが。
と、机の端に小さく折りたたまれたメモ用紙が置かれた。
開いてみる。
〝俺がさ、みかのこと好きだから一緒にいるの楽しいって言ったらどうする?〟