【呪術廻戦・ハイキュー・文スト短編集】caramel
第5章 ❁⃘内緒【ハイキュー及川徹】
しかし、また律動が開始された。
先程よりも激しく。
『ちょ…!とお、る…!ンっあぁ、とめ、て…!おかしくなっちゃう…、からぁっ!ひっ、』
「ごめん。香菜が可愛すぎるから無理。」
ぱちゅんぱちゅんと、薄暗い部屋に卑猥な音が響く。
そしてラストスパートが掛けられるようにその音は大きく、早くなっていく。
『も、イく…!んンっ…!』
「俺も…っ」
2人は同時に果てた。
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「もーごめんってば。」
『私、徹とはしばらく口聞かない!』
ぷりぷりと怒り、頑なに及川と目を合わせないようにする香菜。
結局あの後腰が辛い上に酷い顔になった香菜は、具合が悪いという理由にして保健室に行くことにした。
幸いにも養護教諭がいなく、ベッドを及川が部活終わるまで借りることにした。
どちらの携帯にも岩泉からの鬼の電話とLINEが入っており、及川はあの後部活に行きこっぴどく叱られたそう。
香菜は部活を休んだため、岩泉に直接怒られることは無かったが察した花巻や松川に様子を見にこられ、「どんなやり方したらそうなるんだよ」と呆れられた。
そして、部活が終わり、迎えに来た及川と一緒に帰る今に至る。
「悪かったてば〜。ね?」
岩泉にも相当怒られたのだろう。
仕方がないなぁ。
『プリン。』
「え?」
『プリン奢ってくれたら許す。』
そう言うとぱぁっと顔を喜ばせた及川が「分かった!コンビニ寄ろう!」とるんるんな足取りになった。
『…わたしも悪かったし……。私も、徹が他の女の子といっぱい話してたら嫉妬するもん。ていうかしてるし…。』
その言葉にぱちくりと目を輝かせる及川。
「えー!!!!香菜も俺に嫉妬してくれてるんだ!」
『そーやって調子乗るとこは嫌い!やっぱ許さない!』
そう言うと「えぇぇ!!」と落胆する及川。
「ごめん!二度としないから!ね?」
『…徹。ちょっとこっち来て。』
黒い笑顔の香菜にビンタされるのかと、及川がビクビクしながらも目を瞑り香菜の方に少し屈む。