【呪術廻戦・ハイキュー・文スト短編集】caramel
第1章 秘密【ハイキュー角名倫太郎】
『それって、どういう意味…?』
変な期待が高まって、今の私の顔はきっと真っ赤。
そんな私の顔を見て、クスリと笑う角名くん。
角名くんの綺麗な手が伸びてきて、私の髪をさらりと触る。
「どうだと思う?」
私の髪を撫でた手が私の頬に触れる。
ビクッと揺れる体。
ドキドキと高鳴る胸。
私は耐えられなくなって、ガタンっと音を立てて立ち上がった。
『角名君、今日はおしまいにしよ!!私、もう帰るね!!』
一方的にそう告げて、走って教室を出た。
〝どうだと思う?〟
なんて、期待しちゃうじゃん。
期待したって、きっと叶わないのに。
ねぇ角名くん。
あなたのことが好きなんて言ったら、困りますか?