【呪術廻戦・ハイキュー・文スト短編集】caramel
第4章 小さくなりました【呪術廻戦伏黒恵】
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自室に戻り、香菜をベッドにおろすと『んん……めぐみぃ…?』とくぐもった声を出した。
伏黒「ごめん。起こしちゃったか?」
ベッドの掛け布団を香菜に掛けてから、自分は床で眠ろうと離れると香菜が手を伸ばして恵の服を引っ張った。
『んーん…めぐみもいっしょがいい…』
香菜が掴んだ手を離さないので「はいはい」と一緒の布団に入れば、満足そうに香菜が笑った。
『あのねあのね……香菜ね、おおきくなったらめぐみのおよめさんになりたいんだぁ…!ね?してくれる?』
その言葉を聞いて伏黒は目を丸くし、同時に顔を赤くした。
伏黒「あぁ。もちろん。」
『ほんとに?』
「ほんと。」
『ふふ。やくそくね…』
そう言って香菜は眠りについた。
伏黒は顔が熱く、なかなか眠れずにいた。
いくら小さくなっているとは言っても、好きな人との結婚の約束は嬉しいものだった。
伏黒は眠る愛おしい香菜のおでこの髪をかきあげて、静かにキスをした。
「…おやすみ、香菜。」