【呪術廻戦・ハイキュー・文スト短編集】caramel
第4章 小さくなりました【呪術廻戦伏黒恵】
香菜side
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すごく幸せな夢を見た。
大好きな恵くんが私におてごにキスをする夢。
そして『恵くんのお嫁さんになりたい。』
という私に、恵くんは「もちろん。」と返してくれる。
そんなことがあるわけない。
これは夢だとわかった私は現実ならできないからと、恵くんに抱きついた。
夢なのに温もりを感じた。
ぎゅっと抱きしめ返してくれる恵くん。
恵くんはいい匂いがするの。
優しくて大好きな香り。
温かくて、心地がいい……。
夢から覚めたくないなぁ……。
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と、ぱちっと目が覚めた。
いつもと違う景色に、ゆっくりと辺りを見渡せばそこは大好きな恵くんの部屋で。
隣を見れば恵くんがすやすやと眠っていた。
びっくりして身体を強ばらせた。
しかも私は上にTシャツしか着ておらず、なにか間違いで私が恵くんを襲ってしまったのではないか……?と考え、昨日の出来事を振り返ろうとする。
が、
(あれ、私昨日何してたっけ……。)
えっと、任務に行って、それから……えっと……。
良く思い出せない。
でも、恵くんが好きでもない私と間違いを起こすことは無いだろうから、なにか恵くんに大きな迷惑をかけてこうなったんだろう。
早く謝らなくては。
…でも、でも。
(もうすこしこのままで……)
香菜大好きな恵の顔を見つめながら布団の中でもう一度眠りについた。
幸せだった。
____この後、起こしに来た2年ずと釘崎に2人で眠る姿を目撃され、伏黒が尋問を受けたのだった。
END