【呪術廻戦・ハイキュー・文スト短編集】caramel
第4章 小さくなりました【呪術廻戦伏黒恵】
野薔薇「……おい伏黒。あの人誰よ?」
恵「乙骨先輩。今海外で任務中って言っただろ。」
野薔薇「え”、あの伏黒が唯一尊敬できるとか言ってたあの特級術師のこと?」
野薔薇は目を見開きながら唖然としていた。
伏黒「乙骨先輩帰ってきたんですか?」
乙骨「ちょっとこっちに用があって一旦帰ってきたんだ。でもすぐ出なくちゃ行けなくて。そしたら香菜ちゃんが小さくなったって聞いてつい…。」
照れたように頭を掻きながら笑う乙骨先輩。
乙骨先輩は野薔薇が下におろした香菜のところまで近づくとしゃがんで目を合わせた。
香菜は不思議そうに乙骨を見つめる。
『だぁれ?めぐみのおともだち?』
乙骨「僕は憂太だよ。恵くんのお友達なんだ。おいで?」
乙骨が手を広げると嬉しそうに飛びつく香菜。
そのまま乙骨はひょいっと香菜を持ち上げた。
乙骨「香菜ちゃん小さくても可愛いね〜所でなんで伏黒君が基準なの?」
伏黒「さぁ…。ただ、香菜が呪いにかかった時俺が近くにいたからだと思うんですけど…。」
乙骨「へぇ〜それより香菜ちゃんはいい匂いだなぁ。このまま連れて帰りたいくらい。」
パンダ「そんなことしたら恵にぶち殺されるぞ。」
伏黒「…!!そんなことしませんよ!」
少し照れながら否定する伏黒にふふ、っと笑いをこぼす乙骨。
が、不意に「あ、」と時計を確認した。
乙骨「ごめん、そろそろ行かないと。ほんとは虎杖くんにも挨拶したかったんだけどなぁ。それに香菜ちゃんとももっとお話したかったし…。悲しいけど行くね!」
そういって香菜を恵に預けると、香菜が少し寂しそうに言った。
『ゆーたいっちゃう?もうあえない…?』
乙骨「そんなことないよ!任務が終わったら帰るから待っててね香菜ちゃん。」
『…うん!まってるね!』
乙骨「じゃあみんなも!元気でね!頑張って!」
そう言って香菜の頭を撫でて、手を振りながら乙骨は去っていった。