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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第5章 5章 砕けた硝子 …新たな芽吹き


『ごめんなさい。2人が悪い訳じゃないの分かってるのに。お母さんも倒れて。もうどうしたらいいのか分からなくて。』


自分の不甲斐なさに涙が流れてきた。

泣いてる場合じゃないのに。

そんな私にゆうが


有「絢蘭のせいでもない。とにかく俺達の出きる事をやろう。絢蘭父さん達治せるか?」

『そうだよね。うん。頑張る!!ゆうとむいは綺麗なお湯と手拭いいっぱい持ってきて!その間にお母さんを何とかしてみる。』

無「分かった。くれぐれも無理しないで!」


そうしてゆうとむいは父さんの傷口拭くための道具を準備に走り出した。

私はお母さんの額に口付けをしいつものように早くなおるように念をを送った。

するとお母さんの呼吸が落ち着いてきた。

でも目を覚ます気配がない。

やっぱりあの子達をどうにかしないとダメなんだ。

どうしようか考えてると、お湯と大量の手拭いを持ったゆうとむいが戻ってきた。


有「これぐらいで足りるか?」

無「母さんの具合はどう?」

『ありがとう。十分だよ。お母さんも呼吸が落ち着いてきた所。でもまだ目を覚まさないの。2人ともお母さんを寝室に運んで様子を見ててくれる?もしなんか異変があったらすぐに教えて』

有無「分かった。任せろ/て」


2人いにひとまずお母さんを任せて、今度はお父さんだ。

傷口を見ただけで痛々しく涙が出そうになる。

泣いている場合じゃない!

治療の力を使うために、手拭いをお湯で濡らし、絞って傷口を丁寧に拭いていく。


『お父さん?しっかり!!今楽にしてあげるからもうちょっとだけ我慢してね。』


お父さんもお母さん同様意識がもうろうとして唸るしか出来ないみたいで私の声も届いてないみたい。

お父さんもあの子達が原因でこんな大怪我したのかな?

そんなことを考えながら傷口を拭く手をとめない。

だけど、拭いても拭いても血が止まる気配がない。

これでは血を流しすぎてまずい。

私の治癒の力では、まだ血をを増やせるかわからない。

ひとまず止血するため膝上で手拭いをキツく締め上げる。


『ふぅ。ようやく止まった。お父さんこれから治すから頑張って!』


お父さんに声をかけ、傷に口付けを落とす。

すると傷口が輝きに包まれどんどん治っていく。

だけど表情は苦しそうだ。
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