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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第5章 5章 砕けた硝子 …新たな芽吹き


何とか家の前についた

けど家に入れない。

何故か気味の悪さに足がすくんだ。

なんだろう。黒い霧がかかっているように家からの空気が重たい。

雨でびしょ濡れになるなか冷や汗が止まらない。

どうなってるの?

あっお母さん!!

家に1人きりのお母さんが心配になり、意を決して家の中に入り込む。


『!?お母さん!!』

台所で倒れているお母さんを見つけた。

夢で見たように、苦しそうに倒れてる。

私が出掛けなければこんなことに、

だけど今は後悔しているいる場合じゃない。

私が何とかしなくちゃ!


『お母さん!!大丈夫?聞こえる?』


わずかに頷くお母さん。

意識はあるみたいで一安心。

私は家の中で特に不気味な気配がある台所へ目を向ける。


「あの子達が何で!?」


そこにはいつも遊んであげている子達より一回り小さい幽霊が4体いた。

ただいつも遊んでる子達とは違い黒い禍々しい霊気が漂っている。

さっき感じたのはこの子達の霊気だったんだ。

お母さんを抱える手が震える。

さらに冷や汗が止まらない。

どうしよう私が…






その時一番気にしていたことが現実に


有「母さん!!絢蘭いる?」

無「父さんが大変なんだ」

『えっ!?』


そこには足から大量に血を流したお父さんと、傷だらけでお父さんを支えているゆうとむいの姿が。

また夢が現実に。

軽く目眩が起きたが倒れてる場合じゃない。

『一体何があったの?あれほど気を付けてって行ったのに』


悪くないのに3人を思わず責めてしまった。


有「悪い。俺達のせいなんだ。父さんは転がってきた岩から俺達をかばって。」

無「ごめん。けど仕事自体はいつもより早く終わって、帰ろうとしたら急に多き岩が転がってきたんだ。僕たちを突き飛ばしてくれたからかすり傷で済んだんだ。でも父さんの足が岩の下敷きになって、必死にどかしてるうちに雨も降ってきて何とかここまで帰ってきたんだ。」


2人ともかすり傷って言ってるけど全身傷だらけ。












私がもっとしっかりしてれば…。

私がちゃんと引き留めていれば…。
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