万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第17章 9. 同じ志持つ者達
銀[私は銀子よ。そこの先輩には遠く及ばないけど、無一郎のために何だってやってあげるわよ。そこらの雑魚鎹鴉より優秀なんだから!それより一目見て貴方の事気にいちゃった。なんだったら私の名前変えてもいいわよ。]
無「君が僕を気に入ろうと優秀だろうと仕事してくれれば、何でもいいよ。名前もめんどくさいからそのままでいいよ。どうせ忘れちゃうから。ただ僕から要求は絢蘭の事を悪く言ったり傷つけたら許さないから。絢蘭の安全は僕とえーっと黄金だっけ?2人で守るから。」
無表情からの冷たい口調で言い切られた銀子はしょんぼり気味に黙った。
そして静かに無一郎の肩に降り立った。
こればかりは、時間が解決するのを待つしないと思う柱3人だった。
この空気を換えようとしたのかは分からないが、絢蘭がさっきまでのテンションでしのぶ達に声をかけていた。
『ねぇねたちにもカラスいるの?』
し「はい。勿論いますよ。今は離れた所にいますが。」
『へぇー!3人のかすがいカラスどんななのか見てみたいなぁ。』
実「そういえばちゃんと見せたことなかったなァ。たまに任務を伝えに来ていたが、覚えちゃいねよなァ。おい爽籟。」
し「私も呼びましょうか。艶いますか?」
義「……勘三郎。」
3人がそれぞれ呼ぶと2羽無事主の肩に着地したが、勘三郎だけ何故か無一郎の頭の上に降り立ってしまった。
その様子に銀子は明らかに機嫌が悪くなったとか…。
勘[…ドウシタ義勇?…任務カ?ソレニシテモ義勇背ガ低クナッタノォ?…ドレワシガ……]
義「勘三郎…。はぁー。俺はここだ。」
し「フフ。冨岡さんの鎹鴉は勘三郎さんと言っておじいちゃんなんですよ。そのためよく連絡事項を間違えたり、冨岡さんを間違えちゃったりするのです。私の鎹鴉は艶という女の子の鴉です。あまり話しませんが、とても優秀な子です。素早く連絡事項の伝達を正確に行ってくれますし。さぁ絢蘭ちゃん達に挨拶を。これからはこの子達の事も気に掛けて下さい。」
艶[了解シマシタ。初メマシテ。艶ト申シマス。蟲柱胡蝶シノブノ鎹鴉デス。以後オ見知リ御気ヲ。」