万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第5章 5章 砕けた硝子 …新たな芽吹き
今日の朝起きてから気分が悪い。
きっと夢のせいだ。
お母さんが体調崩したり、天気が急に悪くなったり、
他にもちょこちょこ悪いことが起きる夢をした。
その中でもお父さんが大怪我をする夢。
何とかそししないと。
フラフラの体で立ち上がり皆のところへ向かう。
『おはよー。』
母「おはよう。絢蘭こんな時間に起きてくるなんて珍しいわね。」
『ちょっと気分が悪くて…。』
母「あら大変!!大丈夫?熱は?」
お母さんが凄く心配してくれる申し訳ないな。
お母さんの方が苦しむかもしれないのに。
『私は大丈夫だよ。夢のせいだから。それよりお母さん少しでも体調悪くなったら言ってね。ゆうとむいも台所入る時お皿に気を付けて。それから…』
お父さんに話し掛けようとした時
『ん゛んっ!!』
突然強い頭痛が襲った。
いつもこんなに痛くならないのにどうして?
ダメだ。
立っていられないよ。
有「!!」
無「絢蘭!!」
ゆうとむいが走ってきて倒れそうな私を抱き止めてくれた。
有「大丈夫か!?絢蘭」
無「どうした?どこか痛むの?」
『ありがとう。2人とも。頭痛くてちょっと立ち眩みしただけだよ。大丈夫夢のせいだから。すぐに治まるよ。』
父「本当に大丈夫か?顔色悪いからまだ休んでなさい!!」
『そうする。その前にお父さん聞いて!!今日は仕事行かないで!』
父「どうしてだ?ひょっとしてまた夢見たのか?」
『そうなの。夢で、お父さんが仕事場で大怪我する夢を見て…。』
父「そうなのか?その夢を見たせいで具合悪いのか!?ごめんな。」
『それだけじゃないけど、とにかくかく今日は仕事行かないで!お願い!!』
父「心配してくれてありがとな。お前が事前に教えてくれるだけで大丈夫だ。ちゃんといつもに注意して集中することができるしな。」
『でも今日午後から天気崩れるし、今回は何だかやな予感がするの。』
父「って言われてもなぁ。今日中に卸さないといけない所があるんだ。そんな顔しなくても大丈夫だ。有一郎と無一郎にいつもより頑張ってもらって天気悪くなる前に帰ってくからよ。」
『けど…。」
有「心配するな。俺達が付いてる!」
無「そうだよ。それより絢蘭休んでな。」