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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第5章 5章 砕けた硝子 …新たな芽吹き



照れている。

可愛い。

そんなことを思いながら、俺も空を見上げた。

すると、涙をすすりながら絢蘭は話しかけてきた。


『ゆう。お星さまキレイだね。』

有「ああ。そうだな。」

『キレイなお星さまを見ると、私どんなに落ち込んでいても幸せな気持ちになるの。』

有「そっか。確かにそうかもな!」

『ねぇゆう?私もあのお星さまたちみたいに、皆を幸せに出きるかな?』


今にも泣き出しそうな声で聞いてくる。

俺はさっき心の中で思ったことをそのまま告げた。


有「もちろんだ。お前がいてくれるだけで皆幸せだと思うぞ。少なくとも俺はすごい幸せだ。もし不思議な力がなくても絢蘭の笑顔を見るだけで、幸せだし元気もわいてくる。だから不安にならなくていいんだ。」

『うん!ありがとうゆう。私もね、ゆうといると幸せだし今みたいに不安があっという間に消えるんだ。』


ドクッ


急に胸の鼓動が大きくなった。



"ゆうといると幸せ"


この一言が頭の中をぐるぐるしている。

さっき赤くなったこといい、期待してもいいのか?

いや何考えてるんだ俺は!!

さっきこの気持ちは一生隠すと決めたばかりじゃないか。

雑念を祓いながら


有「ありがとな!!これからも何かあったらすぐに相談しろよ。お前の兄貴なんだからな。」


そう俺は、絢蘭の兄貴。

それでいいんだ。

そう自分に言い聞かせる。

さすがにこのまま外にいるのはまずいな。夜も開けてきたし。


有「そろそろ戻るぞ。母さん達が起きたら心配するぞ。」

『うん!』

立ち上がり、来た時より明るくなった声の方へ振り向いた。


有「!!」


時間が止まったように感じた。

何より日の出が空気を反射しキラキラしている。

その中に潤んだ眼でより耀き満面の笑みをした絢蘭がたっていた。

その光景が1枚の絵のように完成させれとてもキレイいや、美しく見とれて動けなくなった。


『ゆう?どうしたの?』

動かない俺を見て近づく絢蘭




























その瞬間絢蘭の腕を引っ張り、



















































俺の胸の中に抱きしめた。
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