万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第5章 5章 砕けた硝子 …新たな芽吹き
話し合いが終わった後、いつものように寝仕度をし布団に入り眠りについた。
数時間後。
どうしよう寝れない。
窓から外を見ると藍色の空に星が輝いていた。
今日色んなことがあったな。
誕生日を迎えてお祝いしてもらって、捨て子だったことを知って、でも家族の皆が暖かくて、
それに不思議な力の事がバレてて、けど当たり前のように接してくれて、いっぱいありがとうって言われて、
不安になったり落ち込んだり、けど嬉しくて幸せで涙が止まらなかった。
もう頭と心がパンクする所だったよ。
思いだしたらまた涙が出てきた。
ここで泣いてたら皆がまた心配しちゃう。
ちょっと外で風にあったって気分転換しようっと。
そう思い外套を着て、皆を起こさないようにそーっと玄関間の扉を開く。
『うー。さすがに寒いな。昨日雪降ったもんね。』
そんなことを呟きながら両手をさする。
『わー。キレイなお星さま!!』
ふと空を見上げると雲1つなく、冬の正座が一面に広がっている。眺めるだけ、心が晴れ幸せな気持ちになる。
『あんなお星さまみたいに光ってたのかな?あのお星さま達みたいに皆を幸せに出きるかな?』
1人星空に向かって問いかけていた。
すると玄関から小さな声が聞こえた。
有「絢蘭?」
そこには、有一郎が心配そうな顔で立っていた。