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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第5章 5章 砕けた硝子 …新たな芽吹き


父「ごめんな!驚かせて。でも無一郎の言う通り、血の繋がりなんか関係ない。それよりもっと強い絆で繋がっているんだ。絢蘭これまでもこの先一生俺達の家族で俺の可愛い娘だ。」


そういうとお父さんは優しい顔で涙を吹いてくれた。

ふと顔をあげるとお母さんも、ゆうとむいも頷いて飛びっきり優しい顔を向けてくれる。

正直まだショックは残っているけど、こんなに暖かい家族に出会えて改めて幸せと思った。


父「それとな、もう1つ確認したいことがあるんだ。」

『何?』

父「お前の不思議な力のことだ。」

『!?』

まさか皆に、バレてたなんて!!

むいが傷を治したこと話しちゃったのかな?

それとも前に倒れたのがよくなかったのかな?

そんな不安を抱きむいの方を見るとむいも申し訳なさそうな顔をしていた。

むいは悪くないのに。

どうしよう?なんて言い訳すれば…


父「実はな父さんと母さんはお前に不思議な力があると最初から思ってたんだ。」

『最初から!?』


最初からってどういうこと?

赤ちゃんの時なんて覚えてないよ?


父「さっき赤ん坊の絢蘭を森の中で見つけたと言っただろ?どうやって見つけたと思う?」


偶然見つけてくれたんじゃないの?

うーん。


『わかんない。』

父「それはな、お前自身が教えてくれたんだ絢蘭。」

『泣き声で?』

父「いや違うよ。光で教えてくれたんだ!」

『光??』

父「そうだ。森の中で一部だけ光輝いている場所があってな、不思議に思って行ってみたらお前がいたんだ。」

『私が光ってたの?』

父「きっと絢蘭の眼がお前の居場所を教えてくれたんだと思う。」


そんなことあるのかな?

でもお父さんは見たって言うし、この眼の力なのかな?

今まで起きたことは…難しくてわかんない。


父「きっと助けほしいという思いが光となって俺に教えてくれたんだと思う。いざ見つけたらこんなに可愛い子がいてかぐや姫じゃねぇかって驚いたんだから!」


そう言っておどけて私の不安を溶かそうとしてくれる。
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