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鏡越しの体温【リヴァイ】

第4章 声


「うっ…」


疑うように言ってくるエレンについギクッとしてしまい変な声が出てしまう。
それがかえって隠し事していると確信付かせてしまったのかエレンが溜息をつきながら言ってくる。


『…隠し事してるだろ?』

「っ…そんなこと…」

『。俺達は友達だろ?それに何かあった時は話す、連絡するって約束したよな?』


エレンの言葉に何も反論出来ず黙っていると、今度は託すように優しい声色で言われる。


『が大事だから…何かあるのなら話して欲しい。もっと頼れよ。変な気使わなくていいから。』

「…エレン…。」

『電話で話しにくいなら俺、今からそっち行くけど…駄目か?』


不安そうにでも心配そうに言うエレンに私は拳を握り締める。

言っても良いかもしれない…。だけど…
何か身に起きた訳でもない。

ただ…鏡に知らない世界が映るだけ。


ならまだ…、、、


「…ありがとう。でも大丈夫。何かあったらちゃんと言うからその時まで…待ってて欲しい…んだけど…ダメかな?」
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