• テキストサイズ

落花流水のような 【 鬼滅の刃 】

第1章 過去


私がこの家に来て4年がたったある日、祖母が亡くなった。

溺死だった。川に溺れて浮かんでいるのを
たまたま買い物終わりに通りかかった私が見つけた。

『…お祖母様。』

齢9歳にして
初めて死体も見たのにも関わらず、
何も怖くは無かった。

「おい娘、何かあったの、か…」

振り向くと近所のお爺さんだった。
お爺さんの顔がみるみる青冷めていく

「まさかっ、お前っ…!」

『違う、私じゃな…「誰か!!誰か来てくれ!!」

腰を抜かしながら大声を出すお爺さんに
街中の人が集まった。

後から警官が駆けつけ、私はお縄となった。





「お義理母様に何をしたの!!」

『お母様、違うの、私じゃない』

「信じれるわけがないだろう!!」

私を罵倒する2人。両親とはこういう時には庇ってくれるものでは無いのだろうか。

あぁ、私は夢を見ていたんだ。
幸せな家族の夢を。

捨てられた子だろうと関係ない。
ちゃんと愛してくれる親が良かったのだ。

その瞬間、私は役所を飛び出た。
みんなからの視線が痛い。心臓がはち切れそうだった










/ 15ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp