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落花流水のような 【 鬼滅の刃 】

第2章 甘露寺さんとの甘味屋


『不死川…』

「あァ?」

『覚悟ぉぉぉぉぉぉ!!!』

私は日傘をとって、不死川の方へ走った
柱に対して突っ込むなど普通は馬鹿のやる事だ

だけど自分で言うのもなんだが
私は一般人よりは強い

昔から体力の回復が早く、
傷もあっという間に治ってしまった

ほんの少し前まではそこらを駆け回って
いじめっ子をコテンパンにしていた事もある。

「おいおい馬鹿かァ?
一般人が柱に勝てるわけがねぇだろォ」

突然吹っ掛けた喧嘩にも動じることなく
構えをとる不死川。

「辞めてください!
隊員同士でやり合うのは御法度です!」

炭治郎くんが止めに入ろうとするが、
2人が早すぎて追いつけない。

「竈門くん、日和様は隊員ではありませんよ
彼女は昔から優れた体なのにも関わらず、
鬼殺隊には入っていません」

胡蝶が炭治郎に優しく話しかける

「隊員では無いのに柱と互角なんですか?!」

炭治郎が胡蝶に聞き返す。
すると胡蝶はにこにこした顔で、

「日和様は柱以上の力があります。
恐らく、今は不死川さんに対して
手加減をしているのでしょう

そんな事を知ったら不死川さんは
きっと怒り出すでしょうね」

ふふと笑う胡蝶に対して、
驚きを隠せない炭治郎。

日和が出す動きは
並大抵の人間ができるものでは無かった

それは一般人から見ても同じ。

彼女が鬼殺隊の隊員では無いなど、
始めてみる人は誰も信じられなかった
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