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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第7章 計画



カタクリ達が東京へ帰ってから10日後、社長室ではとある報告を受けていた。

秘書「社長。先日言ってた、例の件の調査報告です。」

カ「・・・どうだった?」

秘書「はい。

うち(メインドーナツ本社)のあのエリア担当のSV、小林に話を伺ったところ、

彼女は1日4時間、サンドイッチ店を含めた3店舗に毎日入り、他の従業員同様、勤務し、指導や経営などしていた様です。

間にまともな休憩時間など無く、1日仕事と移動で終わる彼女の負担を知ったのは、4年前の発表の後に小林が店舗巡回に行った際に発覚。
その時から何度もあの会社に注意していたが、一向に聞こうともしないし、直らなくて小林自身も頭を抱えていたそうです。」

カ「・・・1日の勤務時間が12時間越えか...」

秘書「はい。基本どこかの店舗のオープン・クローズは入っていたらしく、下手したら1日13時間以上は働いていた可能性も考えられます。」

カ「休日などは、どうなっている?」

秘書「休日も無いと言っていましたね。

小林もたまに別の従業員から話を聞くらしいのですが、最初は定期的に休みはあったが、いつからか休みが全く無くなったシフトだったそうです。」

カ「全く無くなった?」

秘書「はい。SVになる前まではちゃんと休日を貰えていた様で、週に1日、時期によっては週2日休めていたが、SVになってからは2週間に1日となり、今では年に2日程だそうです。

これも、SVになってから國生さんの休みが特に少なく、拘束時間も長いために少しでも休んで貰おうと、従業員が結託して國生さんを出勤してると見せかけ勤怠だけ入力し、國生さんを休ませたことがあったが、すぐにバレそれ以降國生さんの休みが無くなった経緯があり、どうしようも出来ない事になってしまっていると。」

カ「その会社の本社エリアでのアイツと同じような立場の人間も、

同じ様な扱いを受けているのか、それも確認する必要があるな。」

秘書「その情報は入ってきませんでしたが、

あのエリアの他の情報もあります。

なんでも國生さんには過酷な労働しかさせないのに、他の従業員にはなんでも希望が聞くみたいなんです。

この日入りたい、この日は予定出来たから入れない、この人と一緒が良い・・・などの要望が全て通ると。」

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