社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第7章 計画
カタクリが返信を送ったらすぐに既読が付いた。
返信がくるまでずっと待機していた事に、カタクリは頭を抱える。
【 From ペロスペロー 】
意外と早い目覚めだな笑
まぁ、後でじっくり聞くとしよう。
まだ一緒にいれるとは、嬉しいじゃないか。ペロリン♪
では、私もモーニングティータイムを取りながら準備するよ。
またロビーで待ち合わせよう。ペロリン♪
【 From カタクリ 】
話すことは何も無い。
またロビーで。
脱衣室から音がし、椿姫が出てきた。
『す、すいません。お待たせしました。
お次、どうぞ。/////』
カ「あぁ・・・髪、乾かしておけ、風邪ひくぞ。」
そう言い、カタクリは脱衣室へ入っていく。
バスローブと下着を脱ぎ、口元のファーを取るとシャワー室へ入る。
蛇口を捻り、頭からお湯を浴びる。
カ「(何とかこの口は見られなかったが、、、)」
カタクリは鏡に映る自分の避けた口と牙を見て、自傷気味に笑う。
カ「(アイツもコレを見たら"フクロウナギの様だ"と笑うか"化け物だ"と恐れるのだろうな・・・
コレは見られたくない。)」
さっと身体を洗い、一通り拭いたあと再びバスローブと口元にファーを着けて脱衣室から出る。
椿姫がメイクをしているを一目見て、自身の準備を始めた。
あらかた準備を終えたら時間は8時30分を回っていた。
ロビーでペロスペローを待ち、チェックアウトをしたペロスペローと合流。椿姫は自分の車を取りにホテルを出た。
椿姫を待ってる間、ペロスペローに色々質問攻めにあったが何とか無視を決め込みその場を乗り切った。
椿姫からショートメールが送られてきたのを確認し、ホテルのエントランスで待つ。
ものの数分で椿姫が到着し、2人を乗せて地域調査を開始。
色々回り、椿姫と別れた後、カタクリはどこかへ電話をかける。
カ「・・・・あぁ、俺だ。
お前に頼みがある。
今回の店舗査定の会社の内情をできる限り調べてくれ。
・・・あぁ、少し気になることがあるからな。
頼んだぞ。」
1度電話を切った後に、今度は別の人物へ電話をする。
カ「・・・お前に折り入って頼みがある。
ある会社の裏の情報を全て調べてくれ。
あぁ、うちの力を使ってな。」