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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第31章 心強い相談相手



彰子「・・・・・・」



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カ「改めて言う。

俺は椿姫が好きだ。
だから、椿姫を失いたくない。

椿姫が倒れたと聞いた時、頭が真っ白になった。
椿姫を失うかもしれないと思った。

その時に椿姫が大切な存在だとハッキリわかった。

それは友人でもない想いだということにな。」

彰子「・・・カタクリさん、今まで恋とかしたことあるの?」

カ「ねぇな。

俺は生まれてから46年間、恋なんてして来なかったし、することも無いだろうと思っていた。

ある事情があったからな。

そのせいか、女は寄ってくることはあった、遊んだこともな。だがソイツらは皆、事情を知ったらすぐ離れていった。

・・・椿姫だけだった。事情を知っても離れるどころか、より近くにいてくれようとした。
受け止めてくれた。普通だと言ってくれた。個性だと言ってくれた。

俺はこれから、椿姫程の女にも、椿姫以上の女にも出会うことは無いだろう。
可能性としては次は46年後...軽く90超えてる・・・ジジイの歳になったら本当の意味で誰にも相手されなくなる・・・

だから椿姫だけなんだ...」

彰子「カタクリさんも今まで色々あったのね?

・・・でも、椿姫ちゃんも手強いと思うわ。
過去に色々あったみたいだし。」

カ「フンッ、受けて立つだけだ。

自分の気持ちに気が付いたら、止まってなんていられねえ、歳の差なんかも関係ねぇ。

俺はただ、椿姫を守って、愛していくだけだ。」


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ペ「私は嬉しいんだ。

カタクリにもやっと、心から想う相手ができて、しかも今までのような"遊び"じゃないことに安心しているんだ。ペロリン♪

そろそろ、お前(カタクリ)にもちゃんと人の子としての幸せを感じても良いと思っていたからな〜。

カタクリはまだ気付かないかもしれないが、その気持ちを大切にしろよ。ペロリン♪」


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彰子の脳内には椿姫が倒れたときに病院に駆けつけたカタクリとのやり取りと、店舗査定後の飲み会の2次会をやったスナックでの彰子、カタクリ、ペロスペローの3人で密かに話をした内容を思い返していた。

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