社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第31章 心強い相談相手
『まぁ、そういう時に限って、先方の手続きの時間がかかっちゃうものですよね?』
彰子「そうそう。
それで、完全に手続きを終えたのが先週の話。
それも、イオン杜丘店の方ね。
うちの駅前店は特にそんな手続きなんて必要ないからすぐ通ったけどね。
同じタイミングで直営店になりましたって言った方が、お客様もうちも混乱しないでしょ?!」
『そうですね。
手間もかからなそうですね。
それで、改修工事っていうのは?』
彰子「あぁー、改修工事はね、細かいところよ。
ほら、店長研修でも教わったでしょ?!
"直営店"と"フランチャイズ"は看板の色も、店内の装飾とかも違うって。」
『あ!そう言えば、そうでしたね。
ひと目でも見分けられるようにって。
全国の店舗数が増えたから、そういう措置にしたんだとか。』
彰子「そうそーう。
その看板を変えたり、装飾を変えたりで1週間ぐらい改装のための一時閉店してるゎ。
と、言っても、本格的な改装なんて1日2日で出来るらしいのよ。
もう慣れになれた職人にやってもらうらしくてね。
残りの5日は、うち2日は店内の大掃除。
3日は漏れのないか確認と休日よ。」
『掃除はうちの従業員がやって、最終確認して、再オープンを待つって感じですか?』
彰子「それがね〜。掃除も全部専門の業者に頼むのよ。
その人たちも慣れてるみたいでね。
だからあたし達のすることなんて、改修工事初日に顔だしてお願いするのと、再オープン前日に仕込みとかの準備をするくらいよ!
まぁ、あたしと翔ちゃんはその前の日に発注業務で少しだけお店に行くけどね。」
『随分らくですね・・・・と、言うことは、うちの従業員は5日ほど休みなんですね。』
彰子「そうよ!
そして、その工事が始まったのが昨日よ。
業者とのやり取りが終わった後に準備してこっちに来たの。
それであたしと翔ちゃん(長谷川)はね、明後日にある入社のための挨拶でこっちに来たのよ。」
『ん?明後日の入社の挨拶?』
彰子「あら?椿姫ちゃんも明後日から正式入社でしょ?」
『そ、そうなんですけえど・・・なんで彰子ママがそれを知っているんですか?』