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女の子は嘘と魔法でできている

第12章 多重人格 貴方side


むしろ私がいないところでバラされたくなくて学校に行った。口止めとたぶんきっとみんな殺せんせーを白い目で見てるだからこそ私が現れていい子でいる。そしたらみんな私を信じてくれるはずだから

だから呼ばれた時も素直に受け入れた

「本当にそんなことしませんから!!!」

「赤羽くん、大丈夫だよ。私少し話てくる。進路の相談してたのは本当だもん」

ねぇ私は守ってあげたよ
おまえはどうすんの?殺せんせー
今のお前の話は誰も信じてくれない、私を否定すればするほどお前は奈落へ堕ちていく

ドアをゆっくり閉じると2人きりの世界
私は笑顔で答えた

「真実を教えてください」

「あれは確かに私、だからなに?」

「なぜあのようなことをしてるのですか?」

「ふふ幸せになるから…かな」

「…百瀬さんはそれでいいんですか」

「なにが言いたいの?」

「先生には君が幸せのようには見えません」

「幸せだよ〜…先生がこんなことしなければ」

否定する殺せんせーに怒りを覚えたからこそ低い声になった
ねえお前の状況わかってる?

「君には合っていないこんなことしてなにになる」

それなのに私を否定するからさ

「ねぇそろそろめんどくさいよ?さっき庇ってあげたのにさ…先生がそのつもりなら私はこうしちゃおっかな」

もうお前に救いの手もあげない、殺したやるこの教室から

「なにするつもりですか…」

大きく息を吸って私は涙目になって叫んだ

「きゃーー!!!」
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