第12章 多重人格 貴方side
あれから少しずつ休むようになった、そしたら殺せんせーは毎日わたしの家に来る。留守の時もあれば居留守の時もある。でもねアゲハの姿をしてる時に殺せんせーは2回振り返ってわたしを見た、多分気づいた。でもなにも言わない、だからもしかしたら気づいてないのかもしれない。そんなことを思って今日も体を交える
「はぁ…」
その日は疲れていてなにも気が付かなかった
「きゃあっ!!」
「少し話をしましょう百瀬さん」
わたしはアゲハなのに…バレてる…
「違います!!誰と間違えてるんですか!」
「そんなはずありません。しょう…」
「やめてくださいっ!!」
「いいからこちらに…」
バレててもいいけどそんな話すことなんてないやめて、わたしを否定しないで!!
そんな時にみんなの声が聞こえた
「殺せんせー!!なにしてるんだよ!!」
「嫌がってるじゃん。なにナンパ?」
「ちっちがいますよ!!!これは…」
顔を見られたらバレるだって私は百瀬ゆいなの姉でもあるから、力緩んだ今のうちに逃げなきゃ
私は顔を上げずに逃げ出した
誰も私を否定しないで