第11章 甘い匂い 貴方side
みなみくんに会いに行くと奥の部屋まで連れて行かれた
「急にどうしたんだよ」
「…やめたくなった。みなみくん以外の人に触られるの嫌なの、、わかってよ」
私はみなみくんが好きなんだよ、知ってるでしょ。だから誰にも抱かれたくない。好きでもない人に好きだとか言いたくない。そんな気持ちを伝えるとみなみくんは豹変した
「ハァー…」
そのため息が妙に怖かった。視線もどこか冷たくて私を否定するような視線だったため余計に体が凍る
すると無理矢理私の肩を掴んできた
「いたっ…ん…っ」
そしてキスして私の体に触れる
「やめ…」
彼女いるんでしょそんなことしちゃだめだよ、そう言わなきゃなのに声が出ない
「何を思ったか知らないけどさ、俺はゆいなが好きだ。でもまだ両親を説得できてないから…俺ゆいなと結婚したいからそのために頑張ってるんだよ。わかってくれよ、な?」
「うそ…彼女さんが……」
「あれは違うよ。ゆいなを気持ちよくさせたくて色々教えてもらってたんだよ」
私のためだって言葉に惑わされそうになる、信じていいの?本当に私が好きなの?
「信じてくれよ……今から証明するからさ」