第11章 甘い匂い 貴方side
さっきまで怖かったはずなのに甘い優しい顔をした彼に彼の香りにクラクラして私は抵抗できなかった
「あッ…み、みなみ…く…///」
「さっき怖がらせたよな、優しくするから。俺はゆいなを愛してるからさ」
甘いキスを体中にたくさん落としていつもよりずっとずっと優しく私に触れる
「っ…らめ、ッ///」
気持ちいいけどイけなかった、優しすぎて物足りなくなった、こんなの体が変に熱っていくだけ、それにこの部屋の外にはお客さんやみなみくんのお父さんだっているのに…
「他の人がいるの気にしたんだ?かわいいなぁ…聞かせてあげなよ。ゆいなのかわいい声」
「やぁ…ッ//」
「うそうそ、今は俺だけのゆいなだから誰にも聞かせたくない」
「はあっん…も、むりッ//」
「ん?なにが?」
イけないのがもどかしくて涙がいつも以上にたまる、イキたい、気持ちよくなりたい、なのに焦らしてくる、まだ訴えても知らんぷりする。だから言葉に出さなきゃなんだ
「イキたい…も、挿れて……///」
「いーよ、ゆいな気持ちよくしてあげる」
優しく微笑んで私の中に入ってくるけど先っぽだけのように入ってるから入ってないかわからないかくらいで攻めてくる
「ッ…やあ…っ…あッ///」
もどかしくてもどかしくてたまらない
ちゅぷ…ちゅぷ…
水音もゆっくりしっとりした音でいつもより聴覚は刺激された