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女の子は嘘と魔法でできている

第4章 友達以上恋人未満


「今日はどっかで寄り道して帰ろーよ!!」

「いいね、カルマくんも来るよね?」

「うん、百瀬さ…あれ?」

「百瀬さんならもう帰ったよ。用事あるらしくて走って帰ったよ」

「マジ?ありがとう」

一緒に居られると思ったのに
なんて軽くショックを受けつつみんなと駅前を歩いた

「どこのお店にする?」

「今日は新しいところに行こうぜ」

「じゃああのお店とかどうー?」

「お!いいな!そこにしようぜ」

雰囲気のあるお店の中に入ってみんなで甘いものやらなんやら注文していった

「うっっま!!」

「こっちのもおいしい〜!!」

「失礼します、こちらいちごのパンケーキになります。こちらこの自家製アイスと食べていただくと味わい深いパンケーキになりますのでよろしければご一緒に召し上がってください」

「自家製アイスなんだ!」

「はい、うちだけでしか味わえないものです」

「みなみ、来週テストだろもう家帰って勉強しろ」

「いいよ手伝うよ。父さんが心配だし」

みなみ…どっかで……“みなみくん”
あ、百瀬さんの好きな人…
茅野ちゃんも気づいたみたいで少し気まずそうな中勇気を振り絞ったのかちょっと声を大きめにして聞いた

「親子でやってるんですか?」

「まぁ父親の店をたまに手伝ってる程度ですけどね」

「えらいですね!」

「いや〜まじ優しいんだな」

「いやいやちゃんとお金貰ってますし、それにみなさんの方がえらいですよ」

「え?なんでですか?」

「その制服、この辺じゃ有名な名門校の制服ですよね?」

「知ってんの?」

「はい、知り合いがそこに通ってるんで」

百瀬さんのことだ
わかってたけど本人の口から聞きたかった

「へぇちなみにお兄さんって何歳?」

「15です。中3です」

「え!俺らと同じじゃん!!」

「同い年でここまでしっかりしてるなんて、、」

「じゃあ俺の知ってる人かも、その知り合いの名前聞いてもいい?」

「百瀬、知りません?珍しい苗字だし1人しかいないんじゃないですかね?」

「百瀬…百瀬ってあの百瀬?!」

「百瀬ゆいなさんでいいのかな、?」

「そうです!それが俺の知り合いです」

チリンチリン

「あ、いらっしゃいませ、すみませんしつれいしますね」
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