第4章 友達以上恋人未満
カルマside
「おはようカルマくん」
「おはよ…なんか疲れてんの?」
「え?」
「疲れた顔してる」
「あー…勉強してるからかな?」
「真面目じゃん」
「そりゃさすがにね…E組に落ちちゃったから頑張らないとだもん」
「まぁほどほどにしなよ、俺も教えてあげるし」
「うん!ありがとう!!頼りにしてる!!」
疲れた顔からすぐにいつものような笑顔に戻った
この子は演技とか得意なんだろうなってなんとなく思った
口には出さなかったけどよく無理するタイプだろうから、だからこそ笑ってる彼女が怪しく感じた
いつか消えてしまいそうに見えたのは俺だけなのかもしれない