第2章 仲がいい理由
「百瀬さん大丈夫?」
「うん、何もされてないし平気だよ!」
「ならよかった、怪我とかもないんだよね?」
「うん、心配しすぎ〜!!」
あれ?カルマくん私達も拉致られたんだけど…
え?えぇ!?まさか、そういうことなの!?!?
「普通に心配するでしょ…」
「心配してくれてありがとう!」
へぇ〜〜そういうことかぁ
そういうことなんだぁ
たぶん緩んでいる顔を引き締めようとするけどなかなか引き締まらない
「ねぇ渚」
「どうし…ってなんでそんなニヤついてるの?」
「カルマくんって百瀬さんのこと好きなのかな?!」
「え、あーどうだろう…でもカルマくん百瀬さんにはすごく優しいよね」
「だよね!昨日もカーディガン貸したし!絶対他の子には貸さないよね!!!!」
「そう、なのかな?わからないけど百瀬さんといるカルマくんは楽しそうだよね」
チラッと渚が視線を送る先を見ると
神崎さんと百瀬さんが手を繋いで歩いてる中カルマくんが百瀬さんの頭を撫でているところだった
「本当に好きなのかもね」
「応援したくなっちゃうね!!」
「うん」