第2章 仲がいい理由
「お、来た来た」
「修学旅行のしおり1243ページ班員が何者かに拉致られたときの対処法」
この声…
「考えられるのは相手も修学旅行生で旅先でオイタをする輩です」
「みんな!!」
「なっ…てめぇらなんでここがわかった」
「土地勘のないその手の輩は拉致した後遠くへ逃げない近場で人目につかない場所を探すでしょうその場は付録134へ」
「先生がマッハ20で下見した拉致実行犯潜伏対策マップが役立つでしょう」
「すごいなこの修学旅行のしおり!完璧な拉致対策だ!」
「いやーやっぱ修学旅行のしおりはもっとくべきだわ」
「((ねーよそんなしおり))」
「…でもーすんの?お兄さん等こんだけのことしてくれたんだけあんた等の修学旅行はこの後全部入院だよ」
「…フン中学生がイキがんな…」
ドカドカ
「呼んでおいた友達共だこれでこっちは10人お前等みたいないい子ちゃんはな見たこともない不良共だ」
ギィィィ
「不良などいませんねぇ先生が全員手入れしてしまったので」
「殺せんせー!!」
「せ、先公だとぉ!?」
「ふざけんな!ナメたカッコしやがって!!」
「ふざけるな?先生のセリフですハエが止まるようなスピードと汚い手で…うちの生徒に触れるなどふざけるんじゃない」
「ケエリート共は先公まで特別製かよ、テメーも肩書きで見下してんだろ?バカ高校と思ってナメやがって」
「エリートではありませんよ確かに彼等は名門校の生徒ですが学校内では落ちこぼれ呼ばわりされクラスの名前は差別対象になっています」
「ですが彼等はそこで様々な事に実に前向きに取り組んでいます君達のよつに他人を水の底に引っ張るようなマネはしません」
「学校や肩書きなど関係ない、清流に棲もうがドブ川に棲もうが前に泳げば魚は美しく育つのです」
「…さて私の生徒達よ彼等に手入れしてあげましょう」
「修学旅行の基礎知識を体に教えてあげるのです」
ゴッ
しおりを鈍器にして不良達を渚たちが倒してくれた