第16章 魔法のかけ方
「魔法のかけ方は簡単だよ、ベース下地の色、カラコンの大きさ、リップ、アイシャドウ、眉毛の形や濃さ、ハイライトの入れ方、鼻の高さ、顔の大きさ」
「なるほど…」
「それぞれタイプが違うからみんなのコンプレックスに合わせて組み合わせるといいかな、中村ちゃんは何が嫌?」
「目が小さいのが嫌だなー、写真とかほんと嫌になる」
「目ね、じゃあ中村ちゃんのイメージ的にはやっぱりギャルって感じだしつけまはこれでいいかな、カラコンは今日はつけないでやろっか手軽にできる方法で」
「おうよ!」
「それで目を大きく見せるポイントとしてはアイラインと涙袋とか色の入れ方が重要になってくると思うかな」
魔法はみんな使える、使えない人なんていない。男も女も関係ない。魔法はみんなをキラキラにさせる、勇気をくれる薬だから、みんなが隠したい嘘のところを消してくれる素敵な魔法
「はい完成。鏡どーぞ」
「ありが……えっすご!!目でかく見えるんだけど!」
「ふふ魔法ってすごいよね」
「私もやってやって!!」
「てかさ男子驚かせちゃおーよ!」
「いいねそれ!百瀬さんいい?」
「もちろん!」