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女の子は嘘と魔法でできている

第15章 真実 貴方side


小さい頃から1人の時多くて寂しかった。そばにいてくれたのはみなみくんだけだった。お母さんは入院してたしお父さんは仕事忙しかったし迷惑かけたくなかったから嘘ついて明るい私でいた

「お母さん!お花!!どーぞ!お母さんが元気になりますようにって!みなみくんと持っていた!」

「おばさん大丈夫?」

「…2人ともありがとう」

いい子でいたら愛されるってひとりぼっちにならないって思った。ご褒美もらえるって思った。だって私には会ったことはないけどお兄ちゃんがいるってお母さんが言ってた

「誰にも言っちゃダメよ。でもね貴方にはお兄ちゃんがいるの。同い年のお兄ちゃんよ。…きっといつか……いい子にしていたら会えるわ。ゆいな、いい子でいてね」

「お兄ちゃん!!!!いい子にしてたら会えるの?」

「ええ。きっと会える。今は寂しいかもしれないけどいい子でいたらきっと会えるわよ」

「私いい子でいる!!!約束する!」

お兄ちゃんに会いたかった、お兄ちゃんならきっとわたしの気持ちわかってくれる。私と一緒で寂しい思いしてるはずだから

「ゆいな無理してる?」

「してない!いい子にしてたらいいことあるもん!」

「俺の前だけはいい子にしてなくていいよ」

「いいことなくなっちゃうよ」

「なくならないよ。俺だけは特別」

「…うん!みなみくん好き!!」
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