第2章 仲がいい理由
「へー祇園って奥に入るとこんなに人気ないんだ」
「一見さんお断りの店ばかりだから目的もなくフラッと来る人も少ないし見通しが良い必要もない」
「だから私の希望コースにしてみたの暗殺にぴったりなんじゃないかって」
「さすが神崎さん下調べ完璧!」
「じゃあここで決行に決めよっか」
「ホントうってつけだなんでこんなに拉致りやすい場所歩くかねぇ」
「え?」
「…なにお兄さん等観光目的っぽくないんだけど」
「男に用はねー女置いておうち帰んな」
ガァン
「ホラネ渚くん目撃者いないところなら喧嘩しても問題ないっしょ」
守らなきゃいけない気がした
こいつらはヤバいそう直感で思った
ゴッ
後ろから鈍器のようなもので殴られて俺の意識は遠のいていく
守らなきゃ、守らなきゃいけないのに…