第2章 嫌いなアイツ
「及川ー!!来たぞ!!!」
バンッとドアが開く音にびっくりして体が反応した
「ちょっ!岩ちゃんだけじゃないの!?なんでみんな来てるわけ!?」
「おじゃましまーす」
「やっほゆいな」
「わりぃな、ゆいなも起こしちまったな」
「んーん…へーき」
身を起こすけどまだ眠たくて頭がポワポワする
「ゆいなちゃんもうちょっと寝てる??」
「んー…ごはんたべる」
「じゃあ準備するね、ゆいなちゃん呼びにくるまで寝てる?」
「一緒に行く」
そう言えば徹は私の腰を支えながら立たせてくれた
「じゃあ行こっか」
「んー」
「目開けないと危ないよ」
「んー」
「俺らのも用意して〜徹ちゃん」
「あーもう!ラーメン食べてきたんじゃないの?」
「まだ食える!!」
「はぁ…わかったよ!用意するよ!!みんな残したら許さないからね!!」