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王様嫌いな彼女

第2章 嫌いなアイツ


NO side

及川とゆいなが出て行った後

「百瀬のこと起こしちゃって申し訳ないっす」

「まぁ気にすんな、だいたいあんな感じだ」

「そうなの?」

「及川の部屋に来る時はだいたいアイツ寝てるし」

「事後感半端なかったよね」

「俺も思ったわ〜。キスマついてたしな」

「及川さんの前だと案外隙だらけなんですね」

「まあアイツは外に出ると気を張る癖あるしな、…あ、俺ゆいな連れてくるわ」

「え?なんで」

「アイツ多分寝てるし、寝るならベッドだろ」

数分後

「わりぃな。ほらついたぞゆいな」

「はぁ…んんー疲れたぁ…」

「寝てただけだろ」

「んー…」

流れるように及川のベッドに入り込み布団にくるまる

「あ、岩ちゃん、デザートにプリンあるか確認してほしいです」

ぴょこっと顔を出して言い出したと思えば顔を真っ青にさせた

「え……国見…金田一…?なん…え?待っ…え?」

スッと立ち上がってストンッと床に正座したと思えば土下座しだした

「別に寝てたわけではないんです!!休憩してて!」

「いや寝てただろ」

「違うんです、普段はちゃんとしてるんです!!」

「みんな準備できたよ〜…ってゆいなちゃんなにしてるの!?」

「もう生きていけない」

「なになに!?なにされたの?!」

「寝てんのバレて恥ずかしがってるだけだよ」

「あーそっかゆいなちゃんはだらしないって思われたくないんだっけ?」

「そ、そんなんじゃなくて…」

「ま、大丈夫だよ!ゆいなちゃんはいつも頑張ってるんだし今日くらい休んでいいの」

「徹が甘やかすからこうなったんだぁ」
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