第2章 嫌いなアイツ
「俺だってゆいなちゃんがみんなと仲良くするのが理想的だよ。でもさ爽やかくんはさゆいなに何させようとしてんの?何目指してんの?」
「それは……」
俺は…俺はももちゃんともっと仲良くなりたいしもっと知りたいし仲間としてみんなと仲良くしてほしいし…
「ゆいなを守るのが俺の仕事なんだよね〜、だから余計なことするのはやめてくれる?なんも知らないお前らが口出すのが1番ムカつく」
「言い過ぎだろクソ川」
「岩ちゃん!ゆいなちゃんと一緒じゃ…」
「ゆいななら国見達に預けた。悪りぃな菅原。及川もちっと過保護なだけなんだよ。俺らもアイツがお前らと仲良くできるならしてほしい、でも先に言っておくけどアイツから歩み寄るのは多分無理だ」
「それをなんでか教えてくんねーか?」
「教えるわけないでしょ!教えれるわけないよね!もういいからゆいなちゃんを傷つけないでよ」
「及川!……ゆいなは警戒心が強いんだよ。お前らが敵なのか味方なのか判別してんだよ今。下手なことするとアイツ壊れちまうからさ、すまねぇけどあんま刺激しないでくれないか?」
岩泉が申し訳なさそうな顔で俺に言うから
「そうだったんだな!おう!任せろ!!違うやり方で仲良くなるわ!!」
「おう頼むわ」
「手出したら承知しないからね!ゆいなちゃんは俺の彼女!!なんだから!!」
「菅原!大丈夫か?」
「いや〜参ったべ…案外2人とも過保護なんだな。大地、任せろよ。俺が必ず百瀬ゆいなの警戒心とってみせるからな」