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王様嫌いな彼女

第8章 最後の仕事


菅原side

「よーしみんな戻ったな!」

「電気消すか」

みんなで寝ようとした時だった扉がいきなり開いた

「ねぇ百瀬さん知らない?」

「ももちゃん?見てないべ」

「まだ部屋に戻ってないのか?」

「そうなの。もしかしたら…ごめんありがとう」

「青城のところ行くなら俺らも見に行くよ、ちょうど全員揃ってること報告しに行かなきゃならないからな」

「俺も探すに決まってんだろ!!大地だけなんて許さないからな!!!」

「お、おう」

ということでみんなで青城の部屋に向かった

「あっ烏野だ、ちょうどよかった」

「あれ?及川と岩泉は?」

「というかももちゃん!ももちゃん探してんだよ」 

「そのことでさ、話あったんだよ」

「な、なんかあったのか!?!?」

「あー…見てくれた方が早いかも、ちょっとついてきて」

青城の部屋まで連れていかれると

「これどうやってかけたらいい?」

「いやでも、及川さんの彼女だとしても女の子だし…」

「お、起こしますか?」

「いやでも花巻さんたちが…」

「まあ面白いしそのままでもいいんじゃない?」

「でももしものことが…」

「いや、岩泉さんに殺られるだけだよ」

「意地でも誰も手は出さないですよね」

何かあったんじゃないかと思うと気が動転して慌ててしまった

「ももちゃん!!」

「スガ!」

扉を開ければ布団をもったやつあたふたしてるやつカメラを構えてるやつ隅っこで見ているやついろんな奴がいた

「「…ん?」」

みんな声を出した
だってあのももちゃんが寝ていたからだ
前の合宿では寝れなかった子が人前でちゃんと寝ていた
もっと言えば岩泉と及川に挟まれて幸せそうに寝ていた
それは2人も同様だった

「ゆいなちゃん寝たなーって思ったら及川まで寝て、就寝時間に及川起こして部屋に送っていくって岩泉が言ってたんだけど…まあ見ての通り、岩泉まで寝ちゃってさ」

「俺たちも起こそうとはしたんだけどあまりにも幸せそうに寝てるから起こせなくてさ…だってこれ3人とも座りながら寝ててこの体勢だよ?」

「寝てる間も仲良しかよほんと…」

確かにわざと引っ付いているんじゃないかってくらい3人の距離が近かった、そんな姿に俺らも

「しかたないか」

「疲れてたのね、じゃあ今日は見逃しちゃいましょ」

「だな、悪いけど頼むな」

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